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Title Transcription
ハッタツ ショウガイ ニタイスル エンカク ペアレント トレーニング オ ジッシ スル スタッフ ニ ショウジル コンナン サノ ケントウ
Authors
山中 智央
佐辺 優斗
小山 義晃
Keywords
遠隔支援
ペアレント・トレーニング
実施者
Abstract
本研究では,遠隔型のペアレント・トレーニング(以下,PT)を実施したことがある者10名を対象にインタビューを行うことによって,遠隔型のPTを実施する際に生じる物理的困難さと心理的困難さを明らかにし,遠隔型のPTの普及に向けた検討を行った。分析にはKJ法を用いた。その結果,遠隔型のPTの実施者には【実施環境を整えること】と【実施中の機械トラブル】といった物理的困難さと,【PT実施期間中の負担】,【PTの進行中の悩み】,【不明確な役割】,【参加者のニーズの解消】といった心理的困難さが示された。この結果から,遠隔型のPTを実施するためには,遠隔型のPTを実施する環境の重要さや遠隔型のPTの実施に特有の困難さがあることが示唆された。また,遠隔型のPTを普及させていくためには,こうした困難さの対処方法を示すだけでなく,遠隔型のPTの実施に重点を置いた実施者養成プログラムを開発することが必要であると考えられた。
Publisher
鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学専攻
Content Type
Departmental Bulletin Paper
ISSN
18834531
Journal Title
鳥取臨床心理研究
Current Journal Title
Tottori Clinical Psychology Research and Practice
Volume
14
Start Page
73
End Page
85
Published Date
2021
Text Version
Publisher
Rights
注があるものを除き、この著作物は日本国著作権法により保護されています。 / This work is protected under Japanese Copyright Law unless otherwise noted.
Citation
鳥取臨床心理研究. 2021, 14, 73-85
Department
Faculty of Medicine/Graduate School of Medical Sciences/University Hospital
Language
Japanese