Title Transcription | ハッセイ ノウリョク ニカンスル ブンセキ ケンキュウ (ダイ サン ホウ) : ボイン 「ア」 ト 「イ」 ノ オンコウ ト ソノ アンテイド ニツイテ
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Title Alternative | An Analytical Study of Vocalization(Ⅲ) : In Case of the Pitch of Vowelas(a and i) and Their Stability
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Authors |
Teramoto, Yoshinori
Ishida, Yasuo
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Abstract | 研究の結果得られたものは,大要次のとおりである。 ○音量を求める場合は,母音「ア」を用いることが望ましい。 ○正確な音高を求める場合は,母音「イ」を用いるのが適切である。 ○ロングトーンの訓練には,気息量の少ない母音「イ」を用いるのが効果的と考えられる。 ○発声の開始時は,「約0.1秒遅れて正常に近い音高に達する」ことが認識できた。 ○発声の終止時は,「ア」で発声する場合,かなり低下する傾向があるので,下降しないように「支え」に配慮する必要がある。訓練課程においては,下降しにくい「イ」を用いるのが有効であろう。 ○計器による測定結果と人間の聴覚による識別結果には,全般的に整合性が認められる。このことは,被験者の識別能力が概ね正確であることを証明している。 フースラも,「経験に頼るのみでなく,できるだけ科学的に発声のメカニズム・発声の実質を把握することが必要である。」という要旨を述べているが,被教育者の正確な実態把握をベースとして,指導力の感性を磨いていくことが大切と考える。
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Publisher | 鳥取大学教育学部
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Content Type |
Departmental Bulletin Paper
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ISSN | 02878011
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NCID | AN00174563
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Journal Title | 鳥取大学教育学部研究報告. 教育科学
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Current Journal Title |
The journal of the Faculty of Education. Educational science
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Volume | 30
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Issue | 1
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Start Page | 49
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End Page | 61
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Published Date | 1988-08
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Text Version |
None
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Rights | 注があるものを除き、この著作物は日本国著作権法により保護されています。 / This work is protected under Japanese Copyright Law unless otherwise noted.
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Citation | 鳥取大学教育学部研究報告. 教育科学. 1988, 30(1), 49-61
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Department |
Faculty of Regional Sciences/Graduate School of Regional Sciences
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Language |
Japanese
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