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Title Transcription
バメン カンモク ガアル ジドウ セイト オ タンニン スル キョウシ ニ ショウジル ナヤミ ノ シツテキ ブンセキ: タンニン キョウシ ノ シュキ オ トオシテ
Authors
山中 智央
小山 義晃
Keywords
場面緘黙
教師
KJ法
Abstract
本研究では, 場面緘黙のある児童・生徒を担任する,または担任したことがある教師によって執筆された手記を通して, 担任教師にどのような悩みが生じるのか分析を行った。分析ではKJ法を用いて,担任教師に生じる悩みの内容の整理および図解化を行った。その結果, 緘黙のある児童生徒を担任する教師に生じる悩みは, 【緘黙症状に関する困難さ】,【本人を取り巻く環境に関する悩み】,【緘黙児への懸念】といった3 つのグループが示された。これらの結果から, 緘黙のある児童生徒を担任する教師への支援では,教師が緘黙症についての知識や支援方法を学ぶことや緘黙児を取り巻く人々との関わりを調整することの重要性が示唆された。また,緘黙児への将来の懸念がある場合には,学校生活を安定させながら,就労移行支援を行うことも必要であると考えられた。
Publisher
鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学専攻
Content Type
Departmental Bulletin Paper
ISSN
18834531
Journal Title
鳥取臨床心理研究
Current Journal Title
Tottori Clinical Psychology Research and Practice
Volume
14
Start Page
97
End Page
105
Published Date
2021
Text Version
Publisher
Rights
注があるものを除き、この著作物は日本国著作権法により保護されています。 / This work is protected under Japanese Copyright Law unless otherwise noted.
Citation
鳥取臨床心理研究. 2021, 14, 97-105
Department
Faculty of Medicine/Graduate School of Medical Sciences/University Hospital
Language
Japanese