タイトルヨミ
ビジュツ セイサク ニオケル デフォルマシオン
タイトル別表記
Dwformation in Artistic Creation
著者
船井 美周 美術研究室
抄録
デフォルマシオンを「自然的フォルムの意識的ないし、無意識的変改」とすれば、デフォルマシオンは―ものの本質表現を主眼とする写実的美術、現状美化を目ざす理想科的美術、具象的表出(優先)的美術、異常姿態を主題とする幻想的美術、それに具象的構成美術にわたって、制作(すなわち創造)における形成の重要な本質的契機をなす。その他、客観的自然主義的な絵画・彫塑においても、デフォルマシオンは制作にかかわりがないとは言えない。子供の美術は、その発達段階を、デフォルマシオンの―未発期(無デフォルメ期)・開花期(無意識的効果的デフォルメ期)・不振期(無意識的非効果的デフォルメ期)・分化期(意識的効果的デフォルメ期)―とすることもできる。そして、デフォルマシオンの開化期以後の子供の具象的美術制作の指導は、それぞれのデフォルマシオンの暖かい理解の上に立ってなされることが重要である。
出版者
鳥取大学教育学部
資料タイプ
紀要論文
ISSN
02878011
書誌ID
AN00174563
掲載誌名
鳥取大学教育学部研究報告. 教育科学
最新掲載誌名
鳥取大学教育学部研究報告. 教育科学
14
1
開始ページ
57
終了ページ
72
発行日
1972-06
著者版フラグ
その他
著作権表記
注があるものを除き、この著作物は日本国著作権法により保護されています。 / This work is protected under Japanese Copyright Law unless otherwise noted.
掲載情報
鳥取大学教育学部研究報告. 教育科学.1972, 14(1), 57-72
部局名
地域学部・地域学研究科
言語
日本語