@article{oai:repository.lib.tottori-u.ac.jp:00001054, author = {太田, 信夫}, issue = {1}, journal = {鳥取大学教育学部研究報告. 教育科学, The journal of the Faculty of Education. Educational science}, month = {Jun}, note = {本論文では、今までの筆者の系列学習に関する一連の研究に、さらに小実験を加え、これらのすべての研究結果より、系列学習過程のメカニズムについて考察し、それを解明しようとした。 小実験では、過剰学習の段階における系列リストの終り(E)での有効刺激が、プローブ法によって評価された。その結果、仮説どうり、過剰学習により、有効刺激として反応項目のすぐ前の項目か(Ch)あるいは反応項目の占める系列位置か(Po)、どちらかが優勢ということはなくなることが明らかにされた。この結果は、系列リストの初め(B)や中央(M)における有効刺激を扱った実験Ⅲ(3)でも同様であった。 これらの結果より、系列学習過程では、最初はChやPoの有効刺激が機能するが、学習の進展につれ、次第にそれらは単独としては優勢に機能しなくなり連合関係が複雑になり、リスト全体が統合されていくようになると考えられた。 最後に、系列学習過程のメカニズムについての説明モデルとして、三過程階層説(FIG.1)が提唱された。そこでは、系列学習過程は、項目習得過程、連合過程、体制化過程の三過程より成り、項目習得過程が最も基礎にあり、その上に連合過程、さらに体制化過程と、3つの過程は階層的関係にあると説明された。}, pages = {7--14}, title = {系列学習過程のメカニズムについて : 有効刺激に関する小実験を基として}, volume = {17}, year = {1975} }