@article{oai:repository.lib.tottori-u.ac.jp:00001500, author = {田中, 昌也 and 赤木, 三郎 and Akagi, Saburo and 岸信, 隆機 and TANAKA, Masaya and KISHINOBU, Ryuki}, journal = {鳥取大学教育学部研究報告. 自然科学, The Journal of the Faculty of Education, Tottori University. Natural science}, month = {Dec}, note = {1. 法万パミス a.化学組成上では水平的関連は少なく、風化が地下水などの局地的な影響がつよく反映されていると思われる。 b.アルミニウムの平均含量は20%以下である。 c.鉄は10%以下である。 d.ケイ酸の平均含量は65%以上である。 e,ケイバン比は6より大きい。 2.倉吉パミス a,化学組成上水平的関連は少なく、局地的な条件の差によって成分量の差異を生じたものと考えられる。なお大山の東北東6km付近の所で成分上のピークがみられた。 b.アルミニウムの平均含量は17~25%である。 c.鉄は6~12%である。 d.ケイ酸は50~63%の平均含量を有する。 e.ケイバン比は3.5~5.5である。 3.法万パミスと倉吉パミスの比較 a.法万パミスは倉吉パミスより風化が進んでいないと考えられる。 b.鉄の含量は両者ともほぼ同様で、ケイ酸との相関関係は認められない。 4.そのほかのパミス層 下部火山灰層に属する他のパミス層については、露頭の数が少なく対比が困難である。ただし化学的立場では大鳥居の第6層と駄経寺の第9層はほぼ同一層順に対比することが可能である。 以上のように大山ロームにおけるパミス層を検討してみたが、なお多くの問題点のあることが明らかであり、今後試料採取個所を増すと共に、パミス層以外の層についても一段と検討を進める必要があると考えられる。また本研究のように、火山灰層の無機化学成分の分析結果をもって飛躍した結論を出すことには多くの問題があるので、地学的所見と比較検討してはじめて妥当な知見がえられるものと考える。 本研究にあたって化学教室および地学教室に関係の深い方々から多大の協力を頂いた。特に野外調査で試料の採取については、本学部卒業生の出脇敏明、山家浩晶の両氏に負うところが極めて多い。また実験と結果の整理には化学教室の中村英子さん(旧姓西川)や浜部妙子さんに多くの援助を頂いたことを記して謝意を表する。なお研究費の一部は文部省機関研究助成金によっていることを付記する。}, pages = {67--77}, title = {鳥取県中部地区に分布する大山火山灰層の化学的研究}, volume = {17}, year = {1966}, yomi = {タナカ, マサヤ and アカギ, サブロウ and キシノブ, リュウキ and タナカ, マサヤ and キシノブ, リュウキ} }