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アイテム
フリーハンド画法の特質
https://repository.lib.tottori-u.ac.jp/records/1118
https://repository.lib.tottori-u.ac.jp/records/1118249f4a89-3be2-4891-a62f-1fbe43232c8a
Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2018-12-26 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | フリーハンド画法の特質 | |||||||
言語 | ja | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
アクセス権 | ||||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||||
タイトル(ヨミ) | ||||||||
その他のタイトル | フリーハンド ガホウ ノ トクシツ | |||||||
言語 | ja-Kana | |||||||
著者 |
船井, 美周
× 船井, 美周
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著者所属 | ||||||||
値 | 美術研究室 | |||||||
抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | フリーハンド以外の美術的平面造形法すなわちオートマチック画法ないし写真技法は、画面形成に、デッサン力との関係を断ち、人間の支配力の及ばない自動的機械的な造形作用に委ねる過程を積極的に導入する。かなり偶然性利用の傾向があり、おおむね「多作試行方式」をとる。制作品に自然美(広義)的性格の増大を見る傾向が強く、制作の素材的体験の種類には相当な制約を受ける。制作の喜びは、制作の成功において急に高まる場合が多い。 ところが、フリーハンド画法は、元来、作者個人の統制に服従する自在運動跡を利用して画面を形成する技法で、平面造形技法中、唯一のノン・オートマチック技法である。その適用においては当然デッサン力を必要とし、オーソドックスな創造方式とみられる「一作追求方式」をとることが多い。画面への作者の人格性の浸透度が高く、制作中の画面はおおむね典型的な美術美への方向をとる。制作の素材的体験としては、およそ二次元的色域群の現象形態に更生し得るあらゆる体験の登場が可能である。制作の喜びは、制作の過程において漸増的である。 フリーハンド画法の適用による制作活動の主な教育的意義は――素材的体験の選択に教師の意図を反映させた上で、児童・生徒らの「前述のような特質が見いだされるフリーハンド画法による制作活動」の一層の充実、ないしその喜びの体験の一層の増大という指導効果を重ねることによって、それに呼応して美的体験性や創造性の育成、ないし精神的健全性の増進――が期待されることにある。ただし、青年期に相当数見られる「デッサン力の著しい伸び悩みをいかんともし難い者」に対しては、如上の指導効果ないし教育的意義は成立しがたいが、普通教育における美術的平面造形教材として、フリーハンド画法による造形の主流的な位置は、容易には動かないであろう。 | |||||||
書誌情報 |
ja : 鳥取大学教育学部研究報告. 教育科学 en : The journal of the Faculty of Education. Educational science 巻 13, 号 2, p. 61-75, 発行日 1971-12 |
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出版者 | ||||||||
出版者 | 鳥取大学教育学部 | |||||||
ISSN | ||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||
収録物識別子 | 02878011 | |||||||
書誌レコードID | ||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||
収録物識別子 | AN00174563 | |||||||
権利 | ||||||||
権利情報 | 注があるものを除き、この著作物は日本国著作権法により保護されています。 / This work is protected under Japanese Copyright Law unless otherwise noted. | |||||||
情報源 | ||||||||
関連名称 | 鳥取大学教育学部研究報告. 教育科学. 1971, 13(2), 61-75. |